
車検があるのは、排気量が250ccを超えるバイク(小型二輪)です。運輸支局にある二輪用の検査コースへ自分で持ち込みます。法定費用は、検査手数料2,100円、重量税3,800円(2年分、13年未満)、自賠責保険料9,640円(24か月、2026年11月1日以降に始まる契約)の3つです。
車検があるバイク、ないバイク
| 排気量 | 法律上の区分 | 車検 |
|---|---|---|
| 250ccを超える | 小型自動車のうち二輪のもの(小型二輪) | ある。新車は3年後、その後は2年ごと |
| 125ccを超え250cc以下 | 軽自動車のうち二輪のもの(軽二輪) | ない |
バイクの車検は、道路運送車両法施行規則の区分で「小型自動車」に入る二輪車が受ける継続検査です。同規則は、二輪の軽自動車を総排気量0.250リットル以下と定めていて、これを超えると小型二輪になります。一般に「251cc以上」と言われるのはこのためです。車検証の有効期間は、新車の初回が3年、2回目以降が2年です。250cc以下のバイクには車検がありませんが、点検と整備をして基準に合う状態に保つ義務は同じようにあります。
バイクのユーザー車検にかかる費用
| 費用 | 額(自家用、2年分) | 納める先 |
|---|---|---|
| 検査手数料 | 2,100円(国600円+自動車技術総合機構1,500円) | 印紙と証紙を買って貼る |
| 自動車重量税 | 3,800円。初めての検査から13年たったバイクは4,600円、18年たったバイクは5,000円 | 印紙を買って重量税納付書に貼る |
| 自賠責保険料(24か月) | 保険の始まる日が2026年10月31日までなら8,760円、11月1日以降なら9,640円 | 保険の代理店 |
13年未満のバイクで、保険が2026年11月1日以降に始まる場合、3つの合計は2,100円+3,800円+9,640円で15,540円です。10月31日までに始まる保険なら14,660円になります。自賠責保険料は沖縄県と離島を除く地域の額で、新しい料率か古い料率かは保険期間の始まる日で決まります。25か月で入る場合は、同じ順に8,910円と9,800円です。
重量税の「13年たった」は、初めて検査を受けた年月から12年10か月以後に車検証の交付を受ける場合を指します。たとえば2014年6月に初めて検査を受けたバイクは、2027年4月1日以後の車検から4,600円になります。検査手数料は令和8年(2026年)4月1日に1,800円から2,100円へ改定されました。改定の一覧は車検の印紙代の改定一覧に、納付書の欄の埋め方は自動車重量税納付書の書き方にあります。
点検や整備を店に頼んだ場合の代金は、バイクの状態と店によって変わります。公的な目安の額は示されていないため、このページには載せていません。
用意する書類
- 自動車検査証(車検証)
- 軽自動車税の納税証明書。250ccを超えるバイクの税金も、市区町村に納める軽自動車税に入る
- 自賠責保険の証明書。新しい車検の期間をすべて覆うもの
- 点検整備記録簿
- 継続検査申請書、自動車検査票、自動車重量税納付書。当日に運輸支局で用意できる
書類ごとの注意と、窓口でもらえるものの見分けは必要書類チェックリストにまとめています。運輸支局の検査は予約が要るので、日が決まったら予約方法の手順で先に枠を取ってください。
受ける前の点検と記録簿
自家用のバイクの定期点検は、1年ごとと2年ごとの2種類です。項目は自動車点検基準の別表第7に定められていて、点検と整備の結果を点検整備記録簿に書き、2年間保存します。点検の時期は、検査の前でも後でもかまいません。自分でできない項目は、整備を仕事にしている店に頼みます。様式と欄の埋め方はバイクの点検整備記録簿(別表第七)の書き方で確かめられます。
検査の前には、汚れを落として車台番号とエンジンの型式の刻印が読める状態にし、積んでいる荷物を降ろしておきます。排気管は、測定用の棒が差し込める状態にしておく必要があります。
二輪検査コースでの注意
バイクは四輪のコースには入れず、二輪用のコースで受けます。自動車技術総合機構が二輪検査コースの注意として挙げているのは次の点です。
- 表示器に「前輪をテスタに乗せる」と出てから、ゆっくり乗り入れる
- スピードメーターの検査はローラーがモーターで回る。ギアはニュートラルにし、自分で走らせない
- スピードメーターの判定が出たあと、ローラーが自動で止まるまでブレーキをかけない
- 前輪で速度を測るバイクは、スピードメータ検出選択ボタンを押す
- 機械の固定装置は車体を支えるものではない。検査中は自分で倒れないように支える
- ヘッドライトの検査は、機械にまっすぐ向け、ふだん走るときの姿勢で受ける
- 排気ガスの検査を受ける2サイクルのバイクは、選択ボタンを押す
- バイクから離れるときは、スタンドを立てて倒れないようにする
- 再入場のときは、当てはまる申告ボタンを押す
同機構は、検査中にバイクが倒れる事故が多いとして、検査機器の上ではハンドルから手を離さないこと、バイクから降りないことを呼びかけています。慣れていない人や、足が着きにくい車体の人は、先に検査官へ申し出てください。車高が低い、太いタイヤを付けているといった場合も同じです。二輪用の受検案内の動画を同機構が公開しているので、当日までに一度見ておくと動きがつかめます。
不合格だったときと合格したあと
不合格の箇所は、その日の審査時間内なら直して2回まで受け直せます(初回を含めて3回まで)。当日に直せないときは限定自動車検査証の交付を受け、15日以内に不合格の箇所だけを受けます。このときの検査手数料は、バイクを持ち込む場合で1,700円です。手順は不合格だったときを見てください。
合格すると、新しい車検証とステッカー(検査標章)が渡されます。前面ガラスのない車は、後ろのナンバープレートの左上の見やすい位置に貼ると施行規則で定められており、バイクはこちらに当たります。
よくある質問
- 250ccのバイクに車検はありますか
- ありません。車検があるのは排気量が250ccを超えるバイクです。250cc以下でも、点検と整備をして基準に合う状態に保つ義務はあります。
- バイクのユーザー車検の法定費用は合計いくらですか
- 13年未満のバイクで、自賠責保険が2026年11月1日以降に始まる24か月の契約なら、検査手数料2,100円、重量税3,800円、自賠責保険料9,640円の合計15,540円です。
- バイクの車検は何年ごとですか
- 新車は3年後、2回目以降は2年ごとです。満了日の2か月前から受けられ、その間に受ければ次の満了日は変わりません。
- 検査コースで倒しそうで不安です
- コースに入る前に検査官へ申し出てください。検査機器の上ではハンドルから手を離さず、バイクから降りないことが呼びかけられています。
- バイクの重量税は年数で変わりますか
- 変わります。2年分で、13年未満は3,800円、13年たつと4,600円、18年たつと5,000円です。13年の区切りは、初めて検査を受けた年月から12年10か月以後の車検です。
出典
- 道路運送車両法施行規則 別表第一(自動車の種別)、第37条の3(検査標章)(e-Gov法令検索)
- 自動車技術総合機構「自動車検査の種類」(自動車検査証の有効期間)
- 自動車技術総合機構「令和8年4月1日以降の自動車検査手続きに関する手数料一覧」
- 自動車技術総合機構「費用目安」
- 国土交通省「2026年5月1日からの自動車重量税の税額表(継続検査等時)」
- 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率表」(2026年4月30日届出、2026年11月1日以降に始まる契約に適用)
- 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率表」(2023年1月18日届出、2026年10月31日までに始まる契約に適用)
- 自動車技術総合機構「検査機器の方式ごとの注意事項」(二輪検査コースの受検時の注意事項)
- 自動車技術総合機構「事故注意喚起情報等」(二輪車の転倒事故)
- 自動車技術総合機構「受検案内動画」
- 自動車点検基準(e-Gov法令検索)
- 地方税法 第442条(軽自動車税に関する用語の意義)(e-Gov法令検索)
- 自動車技術総合機構「再入場(不適合の場合)」
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